ブログにはプロフィールを公表する人が多い。しかし自分には公表するような肩書きや経歴はないし過去の自分で勝負するような人間にはなりたくない。気づいたこと感じたことを自由に書き込んでいきたい。

2010年09月29日

全体の最適化

最近考えていることは全体の最適化・地域ありき・総合力

嬉野でも地域があって観光業がなりたつ。嬉野というまちが良くならなければ、

観光業も良くならない。観光業だけが良くなる。そんなことは絶対にない。

地域があってこそ、生きていける・・・。まずは嬉野という地域ありき。

観光学というのは、つまるところ地域学。

素晴らしい地域をつくるということは、素晴らしい観光地をつくるということ。

大切なのは全体的な最適化の発想から考えること。

どのぐらいの人口が適正規模か、主たる産業、主産業を活性化させるための方法、

他の産業とどのように関連付けするのかを、戦略的に考えることと人材育成が重要だ。

今、地域活性化に最も必要なのが、全体的な最適化に基づいた戦略と運用。

地域が戦略を持たず、場当たり的に課題を解決しようとしても成果や継続・進化は見込めない。

部分的な最適化を重ねても、それが全体的な最適化になることはない。

手段が目的であってはならない。戦略なき戦術論では必ず失敗する。

大切なのは経営的・戦略的視点を持ちながら、グランドデザインを描いていくこと。

明治以来の中央集権体制から、地域主権へと軸足を移しつつある日本の政治・行政。

今こそ、基礎自治体の自立が求められる。陳情型から政策提案型のシステムは望むところである。

ただし、行政のその力、つまり政策立案能力がなければ、置き去りにされてしまうのは言うまでもない。

縦割りの中央行政を縦糸、地方の独自行政を横糸にして、まちの計画に沿って布を織るのが基礎的自治体の

役割であり、使命でもある。

だからこそ『組織を横断的に束ねていけるシステム』の構築を目指すべきである。

そもそもが、行政内部の事務事業の推進方法であるから、直接、行政現場にいない議員、ましてや住民には

わかりにくいのかもしれない。

『政治や行政は、その地域の意識レベル以上には育たない』と言ったトーマスマンの言葉が脳裏を

かすめる。

しかし、幸いにも、わが嬉野には若者の活発な動きがある。新しい芽も出てきた。


次第に行政の政策推進を押し上げ、今から新たな地域戦略が生み出されることになろう。


「新しい国ができるぜよ」。心の中で、一人そう呟きながら・・・・。




Posted by 嬉野温泉 at 01:48│Comments(0)
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