ブログにはプロフィールを公表する人が多い。しかし自分には公表するような肩書きや経歴はないし過去の自分で勝負するような人間にはなりたくない。気づいたこと感じたことを自由に書き込んでいきたい。

2011年02月03日

新しい挑戦

新しい年が明け、早1ヶ月が過ぎた。

世界経済は依然として重苦しい雰囲気に包まれており、出口の見えない迷路をさまようかのよう。

この年末年始、かけがえのない学生時代を共に過ごした多くの友人たちと話をする機会が

相次いで訪れた。そこで得た脱出の糸口とは、「地方の自立なくして国の再生なし」であり、

「地域が持つ潜在能力、積み重ねてきた歴史文化に今一度、目を向けること」であった。

今、あらためて嬉野の歴史や文化、自然環境をも含む素材の豊かさは全国レベルであるとの

これまでの希望的観測が、揺るぎようのない誇り高き現実であることに気づかされた。

そんな視点で全市を見渡したとき不安を抱かざるを得ないのが嬉野温泉を中心とする

観光業の認識と方向性、推進体制にあろう。戦略なき戦術論では必ず失敗する。

今嬉野では昨年末からの検討事項として観光再生のための新しい取り組み、新しい挑戦が進められている。

そんな状況で自分にも協力依頼の連絡があった。

この取り組みの発端、きっかけの張本人は自分にある。

「どげんかせんといけん」と言って逃げ出すわけにはいかない。

当然協力する。いや一緒にやる。

地域課題が多いことはわが使命としてむしろ愉しみに代えられるが、課題がどれほど重いのか

を知ってもらうことから始めるとなると予想以上のエネルギーを要する。

今年は肥前国風土記で嬉野温泉が記されてから1298年、つまり2年後には1300年を

迎える。どういう立場で1300年を迎えるのか。

地域の再生と豊かさを創出することが何より求められている今、愚直なまでにお客さん目線に立って、

逆風に向かい歩を進めるべき2011年の幕が切って落とされた。

厳しい状況にあってこそ“逆風の中でしか凧は天高く舞い上がらない”そんな気概を持ちながら

時代の岐路にあって、嬉野市の発展に心を尽くして頑張りたい。


Posted by 嬉野温泉 at 00:45│Comments(0)
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