ブログにはプロフィールを公表する人が多い。しかし自分には公表するような肩書きや経歴はないし過去の自分で勝負するような人間にはなりたくない。気づいたこと感じたことを自由に書き込んでいきたい。

2008年10月07日

地産地消3

最近道の駅や農産物販売所が元気がいい。
旅行の行き先として道の駅を選び、旅館に泊まるケースも多いという。
新鮮な農産物や海産物を手頃な価格で消費者に提供し、地産地消の一つの拠点としての役割も果たしている。
消費者と生産者が混住してきた日本のよさ、地産地消の動きがもたらしてきた波及効果は、小さな地域社会の循環を取り戻すことにもなるという視点も失ってはならない。その実効性が道の駅や農産物販売所の繁盛ぶりで証明されている。

しかし地産地消にも弱点がある。地産地消は経済活動が地域内で円を閉じてしまうという弱点を持っている。
最近では、食育などの分野において「地産地消」を「知産知消」と読み替える、こう受け止める動きがあるという。
自分の知っている人がすばらしい産品を生み出してくれる。反対に自分が生み出したものを、自分の知っている人が喜んで食してくれる、消費してくれる。例えば嬉野の新茶を友人からいただく。鹿島や太良のみかんを知り合いから分けてもらう。
知っている人が作っているから安心であり、知っている人が食べてくれるから手を抜けない。
この信頼関係による経済交流が「知産知消」の妙味であり、経済活動が地域内にとどまらず広く全国へ、海を越えて世界中へと広がっていく。

「地産地消」もだが「知産知消」にも取り組むべき。
全国の人々、世界の人々に好まれ、信頼され、ご愛顧いただく。そんなものづくりをやらねばならない。





Posted by 嬉野温泉 at 01:30│Comments(0)
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