ブログにはプロフィールを公表する人が多い。しかし自分には公表するような肩書きや経歴はないし過去の自分で勝負するような人間にはなりたくない。気づいたこと感じたことを自由に書き込んでいきたい。

2008年10月09日

大正屋

大正屋は嬉野温泉のほぼ中心部にある温泉旅館。
皇居の基本設計を手がけた吉村順三氏の設計による設備面の充実もさることながら
来月初め海を渡ってオランダで披露される料理、従業員さんのいきいきとした接客も評価が高い。
格式、伝統、建築、接客、サービス全てにおいて文句のでない嬉野きっての老舗旅館。
以前宿泊させてもらったことがあり、同日に由布院御三家と呼ばれる全国に名の知れた某旅館にも
行ったが接客面で格段の差があり、由布院もこんなものかとかえって驚かされたことを思い出す。
バブル崩壊後、全国の温泉地、温泉旅館が価格競争の果てに値崩れをおこし、営業停止や規模縮小を
余儀なくされるなか高いブランドを保ち、椎葉山荘、清流とタイプの異なる施設を次々とオープンさせ、
規模拡大できるのもお客さんに対する姿勢や思いにある。
お客さんがいつでも気持ちよく入れるようにと空室でも花をいけておく、ご飯をお客さんが食べられる時間に
あわせて部屋ごとに炊く、漬物は自家製を使用する。など商品としては表にでない評価の対象となりにくい部分。
目に見えない部分で手を抜かない。お客さんに対する思いや姿勢がすばらしい。
旅館・ホテルのホームページは見る側にどう伝えられるかにあるが、ここのホームページをみると施設、料理など
宿の魅力が十分伝わり、機能面でも空室情報がグループ3旅館分確認できるなど伝えたい情報よりもお客さんの
欲しい情報が全て掲載されていて秀逸なつくりとなっている。
何を語るでもないが経営そのもの、お客さんへの思いや姿勢で宿のあるべき姿を教示してもらっている。
ここには由布院など他観光地の観光従事者の来訪も多いと聞く。ゆっくり過ごせるとともに学ぶこともが多い。
派手さはないが控えめで上品。何度でも足を運びたくなる名旅館だ。



Posted by 嬉野温泉 at 07:26│Comments(2)
この記事へのコメント
大正屋は 私もお気に入りの旅館です♪
宿泊しても、立ち寄り湯でも、変わらず 心遣いが行き届いています。

嬉野には よく行くのですが、いつも困るのは 軽く食事をするお店が少ない事です。
旅館のレストランのお料理は変わりばえがせず、二階にあがるファミリーレストランには数え切れないくらい行きましたし、ハンバーグの有名店にも何度行ったことか・・・。
お鮨やさん、温泉豆腐のお店、お蕎麦やさん、パンやさん、お饅頭やさん、いとあちこち行きましたが、しょっちゅう行ってると飽きてきますし・・・。

きっと隠れた名店があると思うんですが、通りに面してないと分からないんですよね。
地元の人お薦めのお店のマップみたいなのがあれば良いなといつも思います。
Posted by chil-chilchil-chil at 2008年10月09日 07:45
chil-chil 様

いつも嬉野温泉を御利用いただきありがとうございます。
嬉野温泉では料飲店組合が作成したミラクルマップというのがあり、加盟店の写真や営業内容が掲載されているマップがございます。観光案内所にございますので手に取ってご覧になられてください。またのおこしをお待ちいたしております。
Posted by 嬉野温泉 at 2008年10月09日 21:43
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