ブログにはプロフィールを公表する人が多い。しかし自分には公表するような肩書きや経歴はないし過去の自分で勝負するような人間にはなりたくない。気づいたこと感じたことを自由に書き込んでいきたい。

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Posted by さがファンブログ事務局 at

2009年02月15日

有田雛のやきものまつり

駅伝応援の帰りにF君おすすめの有田雛のやきものまつりに立ち寄った。
今年の目玉は、柿右衛門窯とマイセンのひな人形の競演。
有田の窯業界にとっては大事件らしい。
中心部にある有田館で展示されていて見させていただいた。
先月、F君のプロデュ-スで東京の京王プラザホテルで有田町長と柿右衛門先生と                         古川知事の応援を受けて、記者会見を行われたと聞いていた。
確かに立派とは思うが・・・。

恥ずかしいことにどちらが柿右衛門窯でどちらがマイセンなのか最初わからなかった。
自分のようなやきもの素人にとっては卸団地に展示された七段飾りのものが大きくて                        こちらは思ったより小さいなあという印象を受けた。
しかし、やきものは12,13%ほど収縮があるので特殊な形状ほど完成するのは難しい。
相当な熱意と根気と技術がなくてはやり遂げられない。
目に見える結果や形だけではなく、そこに至るまでの目に見えない地道な作業にも                         目を向けていかなければ本当のところはわからない。

感心させられことがいくつかあった。
言うまでもなく有田はやきもののまち。
有田雛のやきものまつりも窯業界の活性化を目指したものだろう。
まつり全体の組織体制や予算額など知らないが、窯業界も行政も資金的には厳しいなか、
大規模な予算の伴う催しを毎年開催するのは難しい。
そのようななか昨年までは七段飾りの世界最大の磁器のひな人形を完成させるという目玉が
あって、今年は柿右衛門窯とマイセンのひな人形の競演という大事件を実現させている。
毎年、新しい取り組みで話題を変え、視点をずらしながら情報発信を続けている。
沈んだまま浮き上がる気配さえない経済状況のなかで現場の声に耳を傾け、成果の創出に
大きな使命感を持って働いている担当職員の熱意によるものであろう。

東京で記者会見をしたから東京から若しくは全国からの集客はどれだけあるのか。
そう質問する方も多いかもしれない。
しかし今回の催しの最も重要な点は首都圏から有田の魅力をどう見せられるかにあると思う。
有田ならではの魅力が発揮できる舞台であること。
イベントやキャンペーンをやるからお客さんが来るのではなく、地域の良さを活かしたから
イベントやキャンペーンがうまくいき結果的にお客さんにきてもらえるのではないだろうか。

お客さんのためのまちなかの駐車場や案内版の充実も目立った。
それらがイベントの完成度や価値の高さ、来場者の満足度を高める一因となっている気がした。

帰り際、佐賀県庁観光課S課長とお会いした。
先週もその前の週も嬉野にお越しいただいた。
地域の人間にとっては嬉しいことです。ありがたいことです。
県観光部局は休日でありながら県内各地を訪問しておられる。
つくづく生きた政策は現場を知った人間にこそ立案されると教えられる。

本日、有田から学んだことや盗んだことを今後活かしていきたいと思う。  

Posted by 嬉野温泉 at 00:55Comments(4)