2009年02月24日
宿泊料金
厳しい世の中。
どこの観光地、観光施設、宿泊施設とも厳しい。
日本全国ほとんどの観光地が観光客の減少にあえいでいる。
そのようななか宿泊料金はどの程度がちょうどいいのだろうか。
お一人様 1泊2食 35,000~57,900円 由布院玉の湯の宿泊料金。
亀の井別荘、山荘無量塔、雲仙の半水慮、武雄の竹林亭も同程度か。確かに高い。
鹿児島にはもっと高いところもある。
由布院の宿泊料金は大体1泊2食 5,000円~50,000円。
玉の湯、亀の井別荘、無量塔の由布院御三家が高額料金を設定していて続いて3万円台、
2万円台、1万円台があり、5千円の宿もある。
嬉野温泉の宿泊料金も同じく1泊2食 5,000円~50,000円。
1泊 5,000円でも価値があり、1泊 50,000円でも価値がある。
料金帯ですみ分けて、お互いの市場を侵略しないという暗黙のルールだ。
稼働率を高めるため値引きして客を呼ぶとなると、その下の市場を侵食する。
被害を受けた宿は仕方なく値引きして、さらに下の宿が苦しくなる。
利益確保のために安い食材を使ったりして料理の質を落とす。悪循環。
宿の質を落とし、地域の評価も落とす。
地域の経済をも瓦解させることにつながる。だから値引きは良くない。
安直に大量誘致のノウハウに頼り、その場しのぎの対策で対応できるほど
底の浅い世界ではないということを再確認する必要がある。
重要なのは値引き合戦ではなくて満足度。
少し前まで嬉野温泉は近くの温泉地に比べて宿泊料金が高いとお叱りを受けてきた。
しかし高いけれども満足できるものをという方向で施設、料理、おもてなしなどに磨きをかけ努力してきた。
嬉野の人が他の温泉地に出かけると宿泊する旅館の人から必ず「どうしてあんないいところから来られたの」と 聞かれるぐらい高いブランドを誇った。
癒しを求められるお客、便利で安い宿でいいとおっしゃる方、商談でお越しになる方。
学生からファミリー、団体までお客さんの層も、旅の目的も異なる。
どんなニーズにでも合うように多様な宿泊施設が地域に必要で、何より宿泊施設も個性が大切だ。
それが値引きの方向に向かうと画一化されて魅力もなくなる。
2011年鹿児島新幹線全線開通。その数年後には西九州新幹線も開通する。
高速交通体系の整備によって遠距離から九州への入込み客は大幅に増える。
交通費が非常にかかる旅はぜいたくであるべきとする自分の持論からすれば、近畿圏から九州へ交通費が5万円
かけて行ったところの宿泊料が5,000円では納得がいかない。
交通費が5万円かかったら、泊まるところはそれに見合った料金でというのが自分のマーケティング理論だ。
そうでないと地理的、時間的、費用的ハンディを超えてわざわざ出かける魅力や価値がないのではないか。
専門家でも研究者でもないのでわからないがわざわざ出かけるだけの価値のある高いブランドを持った
温泉地でありたい。
どこの観光地、観光施設、宿泊施設とも厳しい。
日本全国ほとんどの観光地が観光客の減少にあえいでいる。
そのようななか宿泊料金はどの程度がちょうどいいのだろうか。
お一人様 1泊2食 35,000~57,900円 由布院玉の湯の宿泊料金。
亀の井別荘、山荘無量塔、雲仙の半水慮、武雄の竹林亭も同程度か。確かに高い。
鹿児島にはもっと高いところもある。
由布院の宿泊料金は大体1泊2食 5,000円~50,000円。
玉の湯、亀の井別荘、無量塔の由布院御三家が高額料金を設定していて続いて3万円台、
2万円台、1万円台があり、5千円の宿もある。
嬉野温泉の宿泊料金も同じく1泊2食 5,000円~50,000円。
1泊 5,000円でも価値があり、1泊 50,000円でも価値がある。
料金帯ですみ分けて、お互いの市場を侵略しないという暗黙のルールだ。
稼働率を高めるため値引きして客を呼ぶとなると、その下の市場を侵食する。
被害を受けた宿は仕方なく値引きして、さらに下の宿が苦しくなる。
利益確保のために安い食材を使ったりして料理の質を落とす。悪循環。
宿の質を落とし、地域の評価も落とす。
地域の経済をも瓦解させることにつながる。だから値引きは良くない。
安直に大量誘致のノウハウに頼り、その場しのぎの対策で対応できるほど
底の浅い世界ではないということを再確認する必要がある。
重要なのは値引き合戦ではなくて満足度。
少し前まで嬉野温泉は近くの温泉地に比べて宿泊料金が高いとお叱りを受けてきた。
しかし高いけれども満足できるものをという方向で施設、料理、おもてなしなどに磨きをかけ努力してきた。
嬉野の人が他の温泉地に出かけると宿泊する旅館の人から必ず「どうしてあんないいところから来られたの」と 聞かれるぐらい高いブランドを誇った。
癒しを求められるお客、便利で安い宿でいいとおっしゃる方、商談でお越しになる方。
学生からファミリー、団体までお客さんの層も、旅の目的も異なる。
どんなニーズにでも合うように多様な宿泊施設が地域に必要で、何より宿泊施設も個性が大切だ。
それが値引きの方向に向かうと画一化されて魅力もなくなる。
2011年鹿児島新幹線全線開通。その数年後には西九州新幹線も開通する。
高速交通体系の整備によって遠距離から九州への入込み客は大幅に増える。
交通費が非常にかかる旅はぜいたくであるべきとする自分の持論からすれば、近畿圏から九州へ交通費が5万円
かけて行ったところの宿泊料が5,000円では納得がいかない。
交通費が5万円かかったら、泊まるところはそれに見合った料金でというのが自分のマーケティング理論だ。
そうでないと地理的、時間的、費用的ハンディを超えてわざわざ出かける魅力や価値がないのではないか。
専門家でも研究者でもないのでわからないがわざわざ出かけるだけの価値のある高いブランドを持った
温泉地でありたい。
Posted by 嬉野温泉 at
07:07
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