2008年09月19日
佐賀県観光フェア
来る9月27日(土)、28日(日)の2日間福岡市役所前において佐賀県観光フェアが開催される。今年の3月まで福岡地区における情報収集、情報発信の拠点として福岡情報センターが設置されていたが諸般の事情により廃止となった。しかし佐賀県にとって九州最大の都市福岡市を中心とする福岡都市圏の重要性が低下したわけではなく古川知事も6月の県議会において県政幅広く県庁挙げて取り組むとの答弁をなされた。7月には10本の柱からなる「福岡都市圏営業戦略」も策定、発表された。今回の観光フェアは「福岡都市圏営業戦略」の観光部門の戦略の一つとして行われる。三瀬のループ橋の開通を始めとする交通アクセスの向上もあり、行きやすい佐賀県の観光資源をPRするもので観光PRに加えて特産品の販売も行われる計画になっている。今回の観光フェアを実施するにあたっては福岡都市圏から観光フェアを通じてどれだけの観光客が佐賀県を目指したか。佐賀の特産品はどこに魅力がありどこに課題があるのか。直接福岡都市圏の住民とふれあうことでその動きを把握できるチャンスが与えられていると考えられる。注意すべきは会場の盛り上がりや来場者数、物産の売上だけに気をとられないこと。もちろん出展者は早朝から日暮れまで時間と労力、費用を負担して参加するため少しでも多い売上を求めるものであり、収支のバランスを無視をしていいという意味ではなく今回のイベントの最も重要な点は観光であれ物産であれ福岡都市圏から佐賀県の魅力をどう見せられるかにあるということを忘れてはならないと思う。決して会場を訪れた方々のひとときの盛り上がりや物産を購入した主婦層のその日の食卓を満足させるためだけのイベントではないということ。佐賀県ならではの魅力が発揮できる舞台であることを強く意識してやらなければならない。イベントやキャンペーンは佐賀県だけがやっているわけではない。大分県では現在開催中の国体を前に各地で大々的なPRも行われ、原油高騰の影響を受ける観光産業の支援のため福岡近郊から大分県内までの高速道路使用料を3日間4,000円にするなど公共交通機関でのアクセスに厳しい福岡都市圏からの誘客に何が重要かを鋭敏に感じとりながら観光客誘致が行われている。イベントやキャンペーンをやるからお客さんがくるのではなく、地域の良さを使ったからイベントやキャンペーンがうまくいき結果的に観光客増加につながっていると考える自分は間違っているのだろうか。答えはわからないが少しでも多くの観光客に来てもらえるように頑張りたい。
Posted by 嬉野温泉 at
01:11
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