2008年10月05日
平均値でなく異常値
昨日テレビでサガン鳥栖の特集と先日引退した清原選手の番組を見た。佐賀県民がサガン鳥栖のJ1昇格を願い、日本中が圧倒的な存在感でプロ野球をリードしてきた清原選手の引退報道や海を越えたアメリカでのイチロー選手や松井選手、松坂選手の活躍に注目をしている。どれほど多くの人々が彼らから夢を持つことのすばらしさ、挑戦する勇気の大切さを教えられたことか。イチロー選手が口にした「井の中の蛙 大海を知らず されど天空の高きを知る」という言葉。つまり、小さな地域、小さな舞台にいながらも、自分はいつも天が高い、空は高いんだということを忘れずにいた。高い志を忘れずに闘ってきたのだという彼の人生観にも同世代の人間として教えられるものがある。
今まさに政治や行政もそうでなければならない。住民に大きな夢と希望を与えられる政策展開が求められているのではないかと痛感している。昨今の日本には、社会保障問題、食の安全性、経済対策等、国政レベルでの課題は多くの国民の不安とするところであるが、災害に強い自然環境づくりにしろ、魅力ある地域づくりや地域コミュニティの形成にしろ、地方が担わなければならない課題は多く、それだけに国の再生は地方を抜きにしては語れない。
日本は、明治維新後140年経過したが、相変わらずのトップダウン型の行政システムであり、全国一律の発展のために画一的な作業が求められ、進められてきた結果、地方でも一番大事な企画、立案、提案力がそぎ落とされてしまった。
トップダウン型行政の中で求められていたものは平均値の力を持っている人材だった。ところがトップダウンからボトムアップの地方の力、地域力、地方の企画力、住民の熱意を政策に反映させていく、そのことが政策になっていく時代になってきた。
数年前から国においても国土交通省、経済産業省を中心に地方の企画提案力に期待する動きがあり、国から地方組織へのダイレクトな支援が行われ始めた。意欲と能力のある人材を持った地域には歓迎すべき時代にきている。
そういうときに求められ、必要となるのは平均値ではなく異常値。
ソニーの名誉会長、盛田氏は「我が社には、頭でっかちな平均値は要らない。異常値の集団セクトをつくれ」と檄をとばされたという。あの本田宗一郎さんや松下幸之助さんもずっと求めていたのは平均値の人材ではない。異常値、異分子が欲しい。異分子の持っているエネルギーのすばらしさというのを自分たちは知っている。前例に頼ることなく新しい分野を開拓していくためには異常値を持った人間でないと、これからの21世紀は乗り切ることができないのではないかということを、お二人とも著書のなかで書かれている。この考えには自分も同感だ。
自分は異常者にはなりたくないが、異常値を持った人間にはなりたい。
今の時代、観光地間の競争は厳しく、今ほど政治や行政に夢と希望が求められている時代はない。
由布院や黒川の上を行くには、彼ら以上じゃないと・・・。異常じゃないと勝てない。
イチロー選手のようにどのような場面にあっても高い志を持って頑張っていきたい。
今まさに政治や行政もそうでなければならない。住民に大きな夢と希望を与えられる政策展開が求められているのではないかと痛感している。昨今の日本には、社会保障問題、食の安全性、経済対策等、国政レベルでの課題は多くの国民の不安とするところであるが、災害に強い自然環境づくりにしろ、魅力ある地域づくりや地域コミュニティの形成にしろ、地方が担わなければならない課題は多く、それだけに国の再生は地方を抜きにしては語れない。
日本は、明治維新後140年経過したが、相変わらずのトップダウン型の行政システムであり、全国一律の発展のために画一的な作業が求められ、進められてきた結果、地方でも一番大事な企画、立案、提案力がそぎ落とされてしまった。
トップダウン型行政の中で求められていたものは平均値の力を持っている人材だった。ところがトップダウンからボトムアップの地方の力、地域力、地方の企画力、住民の熱意を政策に反映させていく、そのことが政策になっていく時代になってきた。
数年前から国においても国土交通省、経済産業省を中心に地方の企画提案力に期待する動きがあり、国から地方組織へのダイレクトな支援が行われ始めた。意欲と能力のある人材を持った地域には歓迎すべき時代にきている。
そういうときに求められ、必要となるのは平均値ではなく異常値。
ソニーの名誉会長、盛田氏は「我が社には、頭でっかちな平均値は要らない。異常値の集団セクトをつくれ」と檄をとばされたという。あの本田宗一郎さんや松下幸之助さんもずっと求めていたのは平均値の人材ではない。異常値、異分子が欲しい。異分子の持っているエネルギーのすばらしさというのを自分たちは知っている。前例に頼ることなく新しい分野を開拓していくためには異常値を持った人間でないと、これからの21世紀は乗り切ることができないのではないかということを、お二人とも著書のなかで書かれている。この考えには自分も同感だ。
自分は異常者にはなりたくないが、異常値を持った人間にはなりたい。
今の時代、観光地間の競争は厳しく、今ほど政治や行政に夢と希望が求められている時代はない。
由布院や黒川の上を行くには、彼ら以上じゃないと・・・。異常じゃないと勝てない。
イチロー選手のようにどのような場面にあっても高い志を持って頑張っていきたい。
Posted by 嬉野温泉 at
03:18
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