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Posted by さがファンブログ事務局 at

2008年10月13日

古湯温泉

昨日の武雄温泉に引き続き、今日は佐賀市富士町にある古湯温泉に行った。
古湯温泉のある富士町や三瀬村など県北部エリアは観光面では未開拓な位置にあったと
思うが数年前に佐賀市と合併したこともあり、佐賀市が本腰を入れて磨き上げを行い、近年
はぬる湯や三瀬高原をキーワードに注目されている地域である。
特に古湯温泉は、佐賀市の秀島市長が就任当初「黒川温泉のようなストーリーを作る」と明言
されたように観光カリスマで黒川温泉新明館や山みず木の経営者後藤哲也氏の指導を受け
植林などの景観づくりに努める一方、温泉ではぬる湯サミットを開催するなどお湯の特徴も
PRされている。昨年のにっぽんの温泉100選では武雄温泉をさしおいて87位にランクされる
など関係者からの評価も高まってきている。

今日は古湯温泉に行くつもりは全くなかったがサッカー天皇杯のサガン鳥栖の試合を見るため
電車で佐賀に行って佐賀駅で行われている「鉄道の日」in佐賀駅に参加されてる佐賀県観光の
ムードメーカーでとっても元気な神埼市のSさんと鹿島市のMさんコンビに顔を出してから会場に
行こうとしてたところ肥前鹿島駅に乗り遅れ、肥前山口駅で乗り遅れ、佐賀まで車で来てしまった
のでせっかく車で佐賀まで来たので試合終了後、古湯温泉まで足を伸ばしてみた。

ここの温泉も何度か入るが現在、ぬる湯で売り出し中とはいえこの時期になると源泉33℃という
のは寒く、これからの時期は入浴客にとっては厳しい。同じぬる湯でも炭酸泉で売り出す長湯温泉
のように長く入っているにつれ冬でも体じゅうがポカポカあったまってくるようならまだいい。
客人としての立場で言わせてもらうとぬる湯で売り出していて夏場はぬる湯のままだけれども寒く
なったてきたら沸かしますからあったまりますという説明ではいい加減すぎて納得がいかない。
温泉の質は地中の養分がどれだけ溶け出しているかによって決まる。
地中の養分は、流れる水脈の温度が高ければ高いほど地中に多く溶け出す。
よって高温の温泉ほど成分が多く、泉質がいいと言われている。
草津、箱根、有馬、道後、別府、雲仙ついでに武雄、嬉野。
名湯と呼ばれてきた温泉地のお湯は全部熱い。
一方、今流行りの温泉地、由布院、黒川を名湯と呼ぶ人はいない。
温泉の温度や泉質ばかりでなく、歴史的・文化的蓄積がないのもその理由だろう。

この夏ループ橋も開通し、注目を浴びる古湯温泉はこれからの数年間が勝負。
交通アクセスの向上は大量誘客のチャンスと通過点になるピンチの表裏一体。
福岡都市圏からいつでも行き帰りできる位置にある古湯温泉。
佐賀市行政の政策力と実践力を押し上げる地域のまとまりと地域の魅力づくりに
佐賀県観光のひとつのモデルとして大きな期待を寄せながら古湯温泉の活性化に
注目していきたい。

  

Posted by 嬉野温泉 at 01:25Comments(0)