ブログにはプロフィールを公表する人が多い。しかし自分には公表するような肩書きや経歴はないし過去の自分で勝負するような人間にはなりたくない。気づいたこと感じたことを自由に書き込んでいきたい。

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Posted by さがファンブログ事務局 at

2009年01月11日

新年10日経過

新しい年を迎えて10日間が経過した。
わずか10日前に強い緊張感を持って迎えた記憶があるが日常に追われ、
新鮮さや緊張感が麻痺してきた。
幸か不幸か。ここ数日の寒さは厳しい。
寒さを逆手にとって、今一度緊張感を持って新たな気持ちで頑張りたい。  

Posted by 嬉野温泉 at 01:11Comments(0)

2009年01月11日

丑年の子牛初せりに思う。

新聞報道によると佐賀県の子牛の初セリが8日、9日多久市のJAさが畜産センターで行われた。
県内の繁殖農家が約10ヶ月かけて育て上げた8日は363頭が取引され、1頭あたりの平均価格は
40万3032円。前月より1万3858円高く、「丑年」としては上々の滑り出しという。

1月は毎年初セリでいつもよりやや高めなのだろう。
子牛の平均価格は景気や枝肉価格に大きく影響される。
自分もずっと若い頃10年ほど前に多久市場をはじめ、都城や宮崎の市場に買い付けに足を運んだ
経験があるが、畜産農家の不安と期待がわがごとのように伝わってくる現場だ。
手塩にかけた牛が少しでも高値で取引されてほしいと念じる気持ちはいたいほどわかる。
農業は佐賀県にとって地域最大の地場産業である。
発展を願いながらその結果に一喜一憂の子牛市場だ。

佐賀牛のさらなる発展のためにはいくつかの課題がある。
ひとつは独自の種雄牛の確立だ。
肉質に優れる但馬系を主流にするのか、増体量に優れる気高系か。
今一番重要に思っているのは、県内の繁殖基盤を確立させること。
佐賀牛の販路拡大により、全国レベルのブランド化に成功している佐賀県ではあるが、そこには
子牛の県内保留率を飛躍的に伸ばしてきたことにある。
佐賀県が95%、鹿児島県が75%、宮崎、熊本県が60%、大分県が25%ほどか。
子牛を育てる比率が大きいということは、佐賀県の牛として商品になる率が高いということ。
佐賀県で生まれ育った牛のほとんどが肥育段階でも佐賀県に残っているということになる。
しかしそれだけでは子牛の数が足りないから他県から購入している。
反対に大分県では大分で生まれ育っている子牛が肥育段階になると他県に買われている。
佐賀県の繁殖農家も高齢化による減少も進んでいる。
質の高い子牛を安定的に供給できる繁殖基盤の整備は以前からの課題であり、急務であろう。

畜産、農業に限らず地域づくりには合意形成や予算などクリアすべき課題が多く、一朝一夕には
できないが、それだけに常日頃から農家や地域のための政策展開が行われなければならない。
時代を先読みしながら持続可能な発展に期待していきたい。


  

Posted by 嬉野温泉 at 00:44Comments(0)